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    第13回ロルカ詩祭
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       第13回ロルカ詩祭の案内

      今年も、夏恒例の「ロルカ詩祭」を行います。
      今回はゲスト朗読者が豪華です。
      みなさん、楽しみにしてください。

      ▼ゲスト詩人------
      生野 毅   /  平岡けいこ /  岸田将幸
      上野 都  /   金 里博       〈朗読予定順〉

      ▼スケジュールと出演者
       ★開 場/午後5時
       ★第1部/午後5時30分〜ロルカ詩の朗読 1.アグスティン2.今野和代  3.富 哲世 4.鼓 直
       ★第2部のA(自作詩の朗読)/5.福田知子  6.大橋愛由等 7.にしもとめぐみ 8.安西佐有理 9.大西隆志  10.高木冨子
            11.高谷和幸 〈10分休憩〉
            12.生野 毅   13.平岡けいこ   14.岸田将幸
       ★ 第2部のB(朝鮮・韓国と在日をモチーフにした自作詩の朗読)/
            15.寺岡良信 16.今野和代 17.富 哲世 18.上野 都  19.金 里博
            ◇演奏/中島直樹(ウッドベース)

      ◆日時/2010年    8月21日〈土〉
      ◆料金/1.コースA特別コース 3500円(スープ+サラダ+メインディッシュ(A.黒豚ロース肉の香味焼き B.マルタミコ(カツオの漁師風煮込み)のどちらか選択)+パエリア+デ ザート+コーヒー+チャージ料・税込)
      2.コースB 2000円(One Drink +One Food +チャージ料・税込)One Foodは、1.スペイン産生ハム 2.チョリソー 3.タコとポテトのアリオリソース 4.ムール貝のアリオリソース 5.西洋キノコのガーリックいため 6. フラメンカエッグ のうちいずれかひとつ。
      ◆場所/神戸三宮 スペイン料理カルメン
      ◆問い合わせ先/ 078-331-2228

         ▼ロルカ詩祭への誘い……高木富子

       セマナサンタ「聖週間」にグラナダを訪れたことを思い出す。その夜、音楽隊、磔のキリスト、マリアの山車の行進をホテルの窓から見た。昼の雰囲気と異なり、女たちの衣裳が印象的だった。黒い服 胸にクルス、髪を高く結い上げた頭頂からイスラムの影響といわれるレースの大きな肩掛けマンティリャを垂らし、スペイン櫛でとめていた。行列はゴメレス坂をアルハンブラ宮殿の方へ登っていった。これは……葬列なのだ……。黒い馬と赤い月、ロルカの死を思った。アルバイシン、アルハンブラの夜空が薄暗かった。
       グラナダ、ロルカが少年期を過ごした街、マドリッドやアメリカに過ごした時も夏には戻り家族と過ごし執筆に励んだ街。
       1936年7月16日グラナダへ、18日内戦勃発、8月16日逮捕、19日銃殺された。
       何故フランコひきいる反乱軍の手により慌しく銃殺されなければならなかったか? 
       フランコ支配のスペインで久しく語ることさえ憚られた彼の詩と死。
       ロルカ38歳の死の意味……当時の国際義勇軍と右翼フランコの対峙や主義思想以前の問題として、もっともスペイン的なるもの、蔑まれ傷めつけられた人々の魂の声を代弁していたからこそ彼は殺されたのだ。最期の地は今「ロルカ公園」となり、荒地
      にオリーブの木があるという。その一本のオリーブの木にロルカをスペインの魂を重ねる。自身の運命を予告するかのように彼は歌っていた。
       「若々しい裸形の空想は身を焼かれるごとく……」
       わたしたちは思う、願う。裸形の空想は受け継がれ生きていく、と。
       歴史を辿り記憶を這って 今なお繰り返され遠ざからない悪夢を超えてぺシミズムに絶えず馴らされるとしても 口噤まないこと、とわたしたちは集う、ロルカ詩祭に。
      | スペイン文化 | 19:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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