今月18日(日)まで開催している「神戸BAL WEEK」の事務局を担当しているスタッフのみなさんが、昨日ふらりとカルメンを訪れ、同WEEK限定の500円(税込)タパスとドリンクをつまみ、次なる同WEEK加盟店に向けて足早に去って行きました。
この全品500円で出すBAL WEEKの限定料理は、先のフラメンコの時に何組かのお客さんが来られ、おおいに楽しんでおられました。
期間中、ずっと500円タパス&ドリンクを提供していますので、気楽に理由してください(昼間も提供しています)。
今後もこうした試みを続けるために、少しばかり提言を考えてみました。
(1)一カ月という期間は、いかがか。短いという意見もある。
(2)開催時期についてであるが、今回は、シルバーウィークにぶつけるという意味で、9月中旬からの開催になったようだが、次の開催はもう少し後でも良いのではないだろうか。
(3)かつて筆者は、北野で行われる「神戸ジャズストリート」や、「元町ミュージックストリート」に対抗する意味で、スペインの旗色を全面に出した「神戸フラメンコ祭」を仕立てようと思ったことがあるが、カルメンのようなタブラオの数が少ないために、その企画のインパクトは弱いとあきらめたことがあります。それでも、こうしたイベントや神戸ビエンナーレの開催時期と同一にすることで、相乗効果を引き出すことは良いことでしょう。
(4)今回の企画でなにかひとつ足りないとすれば、マスコミに対して押し出す意味をこめて、なにか中心的でアドバルーン的なイベントがあってもよかったと思っています。どこかの店、あるいは、公共空間でフラメンコを踊って、BAL WEEKを宣伝するとか。あるいは筆者の得意な文化戦略の展開として、「神戸のBALと文化と文学と」といったテーマでシンポジウムをしたり、アートと連動したり、「神戸学」を提唱している神戸市内の大学の研究者と連携して、アカデミックな分野から、神戸という都市で培われてきた洋食系文化を、神戸市民の前に開示していってもいい----とまあ、こんなことを筆者は考えているのです。